一青 窈 CONCERT TOUR 2010
http://www.hitotoyo.ne.jp/special100217.asp
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いつも彼女のライブにはコンセプトがあって、
ステージのセットもびしっと決まっている。
物語があって、最後にはきちんと戻ってくる。
毎回、独特の空気感で彩られる別世界に引き込まれます。
今回のテーマは「旅」?かな。
ステージには大きな壁。
その壁の前で旅人に扮した彼女が「凧揚げ」
アカペラの声にどきり。
壁の向こう側に「花蓮街」
旅の果てに花蓮街に着く。
歌のひとつひとつが花蓮街のモノローグ。
彼女は旅人でもあり、花蓮街の案内役でもあったりする設定。
そこからまた旅に出て、
最後に花蓮街に戻ってくる。
そして最後に「凧揚げ」・・・壁の向こうに消えていって終了。
見事に旅に連れて行かれましたという感じです。ため息。
隣の人は「かっこいー・・・」とつぶやいてました。
ときどき笑いを取る場面もありつつも、
終止、プライベートでフレンドリーなMCはなく、
ぽつりぽつりと人間の感情や人生や、恋愛に結びつけて語るMC。
そして、いつも、彼女の歌で語られる・・・家族への思い。
(今回のMCでは全くなかったですが・・・)
ストーリーテラー?解説?ああ、やっぱり旅(歌)の案内役なんだ。
家から遠く離れてわかる家族のこと。
前のライブのときはもっと若い子が多かった気がしますが、
今回は中高年齢層が多かったような。
20代くらいを探すのが難しいくらいだったような。
おじさんやおじいさんの姿も。
やっぱり、彼女の最近のスタイルが「新歌謡」のせいか、
落ち着くというか、ノスタルジックな匂いがあるというか。だからでしょうか。
それでもセンスのよさが光る曲と構成がよかったです。
「final call」「ウラ・ハラ」がかっこよかったです。
「メイク」はかっこかわいかったです。
「大家」「ハナミズキ」で泣けました。
・・・・・「月点心」で国東の悲壮感を思い出しました。(泣
あまりツアーパンフって買わないんですが、
彼女のライブのだけは買います。
今回もモノローグのような詩つきの写真集仕立てでした。
by uma