1Q84 BOOK1<4月-6月> 村上春樹

sweetblues

2009年06月30日 00:07

ちびりちびりと味わいながら、ようやくBOOK1を読み終えました。

向こう側とこっち側。
村上春樹の長編は一貫してこのテーマが貫かれてますね。

レトリックとしての比喩とストーリーそのものの比喩が、村上春樹的世界を堪能させてくれます。

性、暴力、カルト教団、文学など、これまでの村上作品の集大成のようなテーマ性。
こっち側とあっち側のいわゆるパラレルな隠喩的世界。

書店の在庫さえなくなるくらい売れまくってるらしいですが、この作品がそんなに世間一般的に受け入れられるってのも何やら不思議な気がします。
本当にそんなに読まれているんだろうか?

それにしても、「ふかえり」のことが気になって気になってしょうがない。
万が一、ないと思うけど、映画化の際には、「ふかえり」は吉高由里子にやってもらいたい。
はまってると思いません?

by shu

関連記事