「1Q84 BOOK3」 ほんとにそんなに読むんか?
どこに行ってもありゃせんがな。
あんなハードカバーが、なんで発売日2日ほどで完売なんだ。
いったいいつのまにこんな読書王国になったんだ日本は。
え、おかしくないかい。
村上春樹だよ、村上春樹。
と、愚痴ってしまうほど、「1Q84 BOOK3」の姿を拝めない。
伊坂幸太郎なら多少うなずける。
おもしろいよ、って誰にでもすすめられるからね。
でもね、村上春樹はそういうわけにはいかない。
こういうのって苦手かも知れないけど、って注釈付きでないとすすめられない。
いや、相手によっては後ろ暗い秘密でも隠すかのように村上の「む」の字も発しないかもしれない。
ひつじ男だよ、ねじまき鳥だよ、いるかホテルだよ。
荒唐無稽な寓話の数々。
あっちの世界と、こっちの世界。
青豆とかふかえりとかよくわからない名前が出てきて
空気さなぎとか、リトルピープルとか、なんじゃこりゃって思うでしょ、ふつう。
現実とも非現実ともつかない世界が交錯して、何がなんだか。
ちゃんとBOOK2まで読んだ良識ある人は、BOOK3にまで手を出そうとは、思わないはずだ。
んー、発売3日間で40万部。
ほんとにそんなに読むんかい。
いつになったら、手にはいるのか。
ああ。
by shu
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