「抱擁のかけら」「しあわせの隠れ場所」
「抱擁のかけら」
失うことへの、焦燥、嫉妬、なりふりかまわない未練、憎悪。
そして、失ってしまった絶望、拒絶。
感情の深さとは厄介なもんだ。
そんな感情を燃え立たせるペネロペ・クルスはやっぱペネロペだわ。
「しあわせの隠れ場所」
なんていい人しか出てこないんだろ。
それは、これが実話だから。
だって、映画的には、ふつうS.Jの姉コリンズまであんなに受け入れてはくれないだろう。
世の中、捨てたもんじゃない。
リー・アンの一本気、行動力が、少年を救った物語ではなく、
マイケル・オアーが救われることで、まわりの人たちをしあわせにしていく物語。
こういう物語でしあわせな気持ちになれるのも、いい。
by shu
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