ホウ・シャオシェンの レッド・バルーン
シネマ5の2009年度版手帳を更新しました。
最初の半券は「ホウ・シャオシェンの レッド・バルーン」。
時間の粒子がはっきりと脳裏に刻まれるような
光の粒があたたかく窓から降り注ぐような
街並が異国に舞い込んだ不安を忘れさせるような
相変わらず起承転結のない
啓示も教訓も批判もない
切り出された場面はメタファーでもない
あの「赤い風船」は何を意味しているのか、なんて考える必要もない
ある人は「時間を無駄にした」と思い
ある人は「心の滋養に時間を費やした」と思う
そんな映画です。
sweet_bluesで、ひとつこの映画を絵と詩で表現してやろうなんて、
おこがましくも思ったんですが
あえなく撃沈。
ここまで詩的な映画を、
さらにイメージ化するほどの技量はsweet_bluesにはなかったわけで。
心地よい敗北感に包まれつつ、ブログをエントリーするのです。
by shu
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