「森崎書店の日々」八木沢里志

2010年12月03日

なんかこの空気、好きだな。
街の人々、たたずまい、そして貴子とサトル叔父さんの森崎書店での日々。
ゆるーく、何事も起こらないんだけど、ああ、ここに浸ってたい。

そんな表題作。
それだけなら、個人的な好みで、あんまり人に紹介してもしょうがないな、という趣味本。

ところが、書き下ろしの続編「桃子さんの帰還」で物語は俄然活性化する。
サトル叔父さんのもとから忽然と消え去った奥さんの桃子さんが突然帰ってくる。

終盤、泣けます。
とても、しみじみとよい小説です。

映画化されて10月下旬から公開されているようだけど、大分ではやるのだろうか?



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Posted by sweetblues at 23:34│Comments(0)本・映画・音楽
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