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マッキントッシュ・バタフライ
2009年05月27日
賽の目に構図
縦断する間隙の抑揚
レーダーに捉えられない
感情の襞を読め
アクリルガラスの屈折曲線
無味乾燥な緩衝地帯に散らばる
たった一つの着地点
捕まえ損ねてマッキントッシュ・バタフライ
居丈高にポーズ
錯乱する脳内の高揚
闇雲に終末へと向かう
恋情の裏を取れ
テレポーテーションの加速修正
温故知新の歴史的誤読を知れ
わずかばかりの開放値
光源に目も眩むマッキントッシュ・バタフライ
*******************************
こういうのを書くと、いったいどんな絵がつくんだろうと、わくわくします。
イメージの共有と裏切りがとても楽しみなんです。
サッカーのスルーパスの快感にも似ています。
by shu
縦断する間隙の抑揚
レーダーに捉えられない
感情の襞を読め
アクリルガラスの屈折曲線
無味乾燥な緩衝地帯に散らばる
たった一つの着地点
捕まえ損ねてマッキントッシュ・バタフライ
居丈高にポーズ
錯乱する脳内の高揚
闇雲に終末へと向かう
恋情の裏を取れ
テレポーテーションの加速修正
温故知新の歴史的誤読を知れ
わずかばかりの開放値
光源に目も眩むマッキントッシュ・バタフライ
*******************************
こういうのを書くと、いったいどんな絵がつくんだろうと、わくわくします。
イメージの共有と裏切りがとても楽しみなんです。
サッカーのスルーパスの快感にも似ています。
by shu
never made a word (piece1)
2009年05月26日
揺らぐ 視線
はすかいに よぎる
唇の かすかな ためらい
漏れ出づることのはは
耳元を 撫で 過ぐ
音も無く 舞い 空(kuu)に染む
ひとひらの 雪にも似て
指先まで 爪先まで
悉く 染み 匂ひ立つ
触れずとも 地を濡らし
溶く 雪にも似て
仄めく 想い
首筋を 這い
とめどなく 落つ
雪にも似て
溢れ 消ゆ
by shu
はすかいに よぎる
唇の かすかな ためらい
漏れ出づることのはは
耳元を 撫で 過ぐ
音も無く 舞い 空(kuu)に染む
ひとひらの 雪にも似て
指先まで 爪先まで
悉く 染み 匂ひ立つ
触れずとも 地を濡らし
溶く 雪にも似て
仄めく 想い
首筋を 這い
とめどなく 落つ
雪にも似て
溢れ 消ゆ
by shu
つぐない
2009年05月26日
「官能」という言葉で思い出したのが、映画「つぐない」。
「官能」って言葉は、エッチとかいやらしいとか、そういう言葉とは違うニュアンスを感じます。
触れたくても触れられない。
露わにしたいけど秘めなくてはならない。
感情を押し殺し、たぎらせ、狂おしくも狂気の一歩手前でとどまる。
高まった情感にどきどきするんですね。
「つぐない」の前半部には、そういった「官能」がうまく表現されていると思います。
「never made a word」にそんな詩がつけられるでしょうか。
by shu
「官能」って言葉は、エッチとかいやらしいとか、そういう言葉とは違うニュアンスを感じます。
触れたくても触れられない。
露わにしたいけど秘めなくてはならない。
感情を押し殺し、たぎらせ、狂おしくも狂気の一歩手前でとどまる。
高まった情感にどきどきするんですね。
「つぐない」の前半部には、そういった「官能」がうまく表現されていると思います。
「never made a word」にそんな詩がつけられるでしょうか。
by shu
無題
2009年05月26日
触れずとも 熱
潤みすすり泣く
吐息の行方
在ることを怖れ
無きことを嘆き
忘却を願い
忘我を乞う
ぬくもりは罪にも似て
ただひとつの記憶を呼ぶ
触れずとも 熱
見えずとも 聞こえずとも
そこに在る 鼓動
ことばではないもの
by shu
潤みすすり泣く
吐息の行方
在ることを怖れ
無きことを嘆き
忘却を願い
忘我を乞う
ぬくもりは罪にも似て
ただひとつの記憶を呼ぶ
触れずとも 熱
見えずとも 聞こえずとも
そこに在る 鼓動
ことばではないもの
by shu
そこはかとなく
2009年05月24日
パトリス・ルコントの映画「イヴォンヌの香り」だったと思うんですが、
コメントが印象的でした。たぶんルコント自身のコメントです。
"ドレスの肩紐を見つめ続けるような官能"
この映画をどのようにあらわしたかったのか・・・のコメントだったと思うんですが、
なんでこの言葉だけ頭に残っているのか、いまだに疑問なのです。
この絵を描いているときに思い出しました。
先日から描いていたこの絵には
「ほんとうにかきたかったものは けっしてことばにできなかったもの」
という谷川俊太郎さんの詩からnever made a wordという仮題をつけていました。
谷川俊太郎さんの詩には、いろいろな解釈ができるものがたくさんあります。
ルコントのこの言葉もそうで、
おくゆかしいようで、エッチなようで、
大人なようで、子どものようで、
なんだかいろんな解釈ができるような、そんな気がします。
(どっちにしても、「官能」っていう言葉が入ってるあたり、なんかエッチなんですけどね。
「ダナエ」もそうですけど、実はエッチなの好きなのかなあと思います。)
by uma
コメントが印象的でした。たぶんルコント自身のコメントです。
"ドレスの肩紐を見つめ続けるような官能"
この映画をどのようにあらわしたかったのか・・・のコメントだったと思うんですが、
なんでこの言葉だけ頭に残っているのか、いまだに疑問なのです。
この絵を描いているときに思い出しました。
先日から描いていたこの絵には
「ほんとうにかきたかったものは けっしてことばにできなかったもの」
という谷川俊太郎さんの詩からnever made a wordという仮題をつけていました。
谷川俊太郎さんの詩には、いろいろな解釈ができるものがたくさんあります。
ルコントのこの言葉もそうで、
おくゆかしいようで、エッチなようで、
大人なようで、子どものようで、
なんだかいろんな解釈ができるような、そんな気がします。
(どっちにしても、「官能」っていう言葉が入ってるあたり、なんかエッチなんですけどね。
「ダナエ」もそうですけど、実はエッチなの好きなのかなあと思います。)
by uma

バックスタンドから愛を込めて
2009年05月22日
sweet_bluesの隠れた作品づくりのひとつに、トリニータの観戦詩画ブログというのがあります。
タイトルも「バックスタンドから愛を込めて」
http://web.mac.com/sweet_blues/iWeb/sweet_blues/
2007年シーズン来、休止状態でした(笑)
水曜日のナビスコ杯予選リーグの浦和戦のことばの部分だけ書いてみました。
再開できるといいな。
**********************************************************
何度でも 何度でも 何度でも 立ち上がり呼ぶよ
君の名前 声が涸れるまで
スタジアムに降り注ぐ耳慣れた歌に
言いしれぬエネルギーをもらい
キックオフの準備は着々と整えられていく
前線が躍動する
イマジネーションがイマジネーションを喚起し
ゴールへの道すじが描かれる
美しきパスのダイナミズム
しかしゴールを生み出したのは
それではなかった
飢えである
あきらめない獰猛な心である
スキを逃さない牙である
夢を生む男の
あくなきチェイスは
ついにゴールを生んだ
美しい前線の躍動と
あきらめない心
瀕死のチームにも
まだ魂はある
【2009Jリーグディビジョン1
ナビスコ杯Aグループ予選 第3節 大分VS浦和 より】
by shu
タイトルも「バックスタンドから愛を込めて」
http://web.mac.com/sweet_blues/iWeb/sweet_blues/
2007年シーズン来、休止状態でした(笑)
水曜日のナビスコ杯予選リーグの浦和戦のことばの部分だけ書いてみました。
再開できるといいな。
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何度でも 何度でも 何度でも 立ち上がり呼ぶよ
君の名前 声が涸れるまで
スタジアムに降り注ぐ耳慣れた歌に
言いしれぬエネルギーをもらい
キックオフの準備は着々と整えられていく
前線が躍動する
イマジネーションがイマジネーションを喚起し
ゴールへの道すじが描かれる
美しきパスのダイナミズム
しかしゴールを生み出したのは
それではなかった
飢えである
あきらめない獰猛な心である
スキを逃さない牙である
夢を生む男の
あくなきチェイスは
ついにゴールを生んだ
美しい前線の躍動と
あきらめない心
瀕死のチームにも
まだ魂はある
【2009Jリーグディビジョン1
ナビスコ杯Aグループ予選 第3節 大分VS浦和 より】
by shu
忍び込む
2009年05月21日
するり、と夜が忍び込む
居ても立ってもいられない僕は
ありふれた近所のコンビニへとくべつの買い物にでかける
ミネラルウォーター、なぜかスーパーじゃぜったい買わない
1本しか買わないのは、流儀じゃなかった
沖縄のそばを買う
なぜって、食欲をそそらないから
なぜって、陳列棚にぼんやり鬼みそっこのようだったから
柿の種はワサビ味だ
王道を外れたワビサビを味わうのだ
ひとつ、ひとつ、秘密の調査員のように、棚の商品を点検する
これはとくべつの買い物なのだ
ひっそりと行う儀式なのだ
夜が忍び込んだ
寄る辺ない僕の心に
ひるむ隙さえ与えずに
3点で478円です
消え入るようなレジの女の子の声
儀式は終わっても
忍び込んだ夜はますます漆黒の度合いを深くする
by shu
居ても立ってもいられない僕は
ありふれた近所のコンビニへとくべつの買い物にでかける
ミネラルウォーター、なぜかスーパーじゃぜったい買わない
1本しか買わないのは、流儀じゃなかった
沖縄のそばを買う
なぜって、食欲をそそらないから
なぜって、陳列棚にぼんやり鬼みそっこのようだったから
柿の種はワサビ味だ
王道を外れたワビサビを味わうのだ
ひとつ、ひとつ、秘密の調査員のように、棚の商品を点検する
これはとくべつの買い物なのだ
ひっそりと行う儀式なのだ
夜が忍び込んだ
寄る辺ない僕の心に
ひるむ隙さえ与えずに
3点で478円です
消え入るようなレジの女の子の声
儀式は終わっても
忍び込んだ夜はますます漆黒の度合いを深くする
by shu
ダナエ
2009年05月21日
本を読んでいると、時として不思議な巡り合わせに出会うことがあります。
故・藤原伊織さんの「ダナエ」という文庫本を読んでいます。
ハードカバーのときから気になってはいたんですが、高いので文庫化を待っていました。
レンブラントの「ダナエ」が切り裂かれた事件と同じ手口で、ある画家の作品が被害に遭う場面から小説は始まります。
sweet_bluesにも「ダナエ」という作品があります。
クリムトの「ダナエ」をモチーフにした、ある種のオマージュを込めた作品です。
今、小説を読みつつ、自作の「ダナエ」を思い出してました。
作ったときのこととか、できあがる過程のいろんな思いとか。
これも巡り合わせでしょうか。今だから思うことです。
by shu
sweet_blues 「danae(クリムトへのオマージュ)」
http://homepage.mac.com/sweet_blues/red/5/5.htm
故・藤原伊織さんの「ダナエ」という文庫本を読んでいます。
ハードカバーのときから気になってはいたんですが、高いので文庫化を待っていました。
レンブラントの「ダナエ」が切り裂かれた事件と同じ手口で、ある画家の作品が被害に遭う場面から小説は始まります。
sweet_bluesにも「ダナエ」という作品があります。
クリムトの「ダナエ」をモチーフにした、ある種のオマージュを込めた作品です。
今、小説を読みつつ、自作の「ダナエ」を思い出してました。
作ったときのこととか、できあがる過程のいろんな思いとか。
これも巡り合わせでしょうか。今だから思うことです。
by shu
sweet_blues 「danae(クリムトへのオマージュ)」
http://homepage.mac.com/sweet_blues/red/5/5.htm
ほとほと
2009年05月19日
ほとほとこまった
ほんっとにほとほと
四角はまるで丸にはならぬ
丸はまるきり三角ではない
カウンターに陣取って
ケンケンガクガク口角泡を飛ばします
口ひげについたビイルの気泡が
ベンゼツますます飛ばします
酔っ払いの戯れ言は
案外存外核心突いて
疲れた心にササります
ほとほとこまった
ほんっとにほとほと

by shu
ほんっとにほとほと
四角はまるで丸にはならぬ
丸はまるきり三角ではない
カウンターに陣取って
ケンケンガクガク口角泡を飛ばします
口ひげについたビイルの気泡が
ベンゼツますます飛ばします
酔っ払いの戯れ言は
案外存外核心突いて
疲れた心にササります
ほとほとこまった
ほんっとにほとほと

by shu
最近癒された映画
2009年05月19日
「たみおのしあわせ」
「アキレスと亀」
「純喫茶磯辺」
こんな映画たちに癒されながら、うかうかとうだうだと過ごしております。
実は意識してなかったんですが、この3本の共通点って何でしょう?
今書き並べて気づいたんですが、全部麻生久美子が出てるんです。
麻生久美子、大好きなんですが、借りるときは彼女が出てるからとかどうとかまったく気にしなかったのに、なんたるラインナップ。
「アキレスと亀」の真知寿と幸子のように愛する人といっしょにずっと作品をつくっていくって、とてもあたたかくていいですね。
by shu
「アキレスと亀」
「純喫茶磯辺」
こんな映画たちに癒されながら、うかうかとうだうだと過ごしております。
実は意識してなかったんですが、この3本の共通点って何でしょう?
今書き並べて気づいたんですが、全部麻生久美子が出てるんです。
麻生久美子、大好きなんですが、借りるときは彼女が出てるからとかどうとかまったく気にしなかったのに、なんたるラインナップ。
「アキレスと亀」の真知寿と幸子のように愛する人といっしょにずっと作品をつくっていくって、とてもあたたかくていいですね。
by shu
馬車馬のように猛然と
2009年05月18日
何年かぶりの高揚感と集中力です。
思ってはいても、集中して書くテンションってのは、なかなか生まれないものです。
sweet_bluesの作品も、試行錯誤を繰り返しながら、新しい作風に移ろうとしています。
線で描くシンプルなつるんとした味わいの絵と短いことばの組み合わせでポストカードシリーズもつくりました。
最初の頃、線で描く絵のイメージが中心にあったので、それがsweet_bluesワールドだったのですが、少々行き詰まり感も出てきました。
絵本、ポストカード、抽象的なイメージの作品などいろいろやりたいことはあるけれど、手つかずでした。
今は、とりあえずこのブログで、どんどん書いてみようと思ってます。
自然に作品集としての方向性も出てくるんじゃないかな。
と、期待して。
詩に写真を付けてみたりしてるけど、やっぱり絵じゃないとしっくりこないなあ。
by shu
思ってはいても、集中して書くテンションってのは、なかなか生まれないものです。
sweet_bluesの作品も、試行錯誤を繰り返しながら、新しい作風に移ろうとしています。
線で描くシンプルなつるんとした味わいの絵と短いことばの組み合わせでポストカードシリーズもつくりました。
最初の頃、線で描く絵のイメージが中心にあったので、それがsweet_bluesワールドだったのですが、少々行き詰まり感も出てきました。
絵本、ポストカード、抽象的なイメージの作品などいろいろやりたいことはあるけれど、手つかずでした。
今は、とりあえずこのブログで、どんどん書いてみようと思ってます。
自然に作品集としての方向性も出てくるんじゃないかな。
と、期待して。
詩に写真を付けてみたりしてるけど、やっぱり絵じゃないとしっくりこないなあ。
by shu
夢のカケラ
2009年05月18日
はかばかしくもないころあいに
間の抜けた欠伸ひとつ
それはそれでよいのだが
夢のカケラを飲み込んだ
食道あたりの鈍重感
さりとてはるか空は晴れぬ
待てどもかすか動悸は止まぬ
汲めども汲めども
不安と疑念の泉は尽きず
泥濘の中もがけども、もがけども
出口と見えたは静謐なる瞳
欠伸ひとつ
かみ殺す間合いまで長く

by sweet_blues
間の抜けた欠伸ひとつ
それはそれでよいのだが
夢のカケラを飲み込んだ
食道あたりの鈍重感
さりとてはるか空は晴れぬ
待てどもかすか動悸は止まぬ
汲めども汲めども
不安と疑念の泉は尽きず
泥濘の中もがけども、もがけども
出口と見えたは静謐なる瞳
欠伸ひとつ
かみ殺す間合いまで長く

by sweet_blues