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never made a word (piece1)

2009年05月26日

揺らぐ 視線
はすかいに よぎる
唇の かすかな ためらい

漏れ出づることのはは
耳元を 撫で 過ぐ

音も無く 舞い 空(kuu)に染む
ひとひらの 雪にも似て

指先まで 爪先まで
悉く 染み 匂ひ立つ

触れずとも 地を濡らし 
溶く 雪にも似て

仄めく 想い
首筋を 這い

とめどなく 落つ
雪にも似て

溢れ 消ゆ



by shu 

Posted by sweetblues at 23:06Comments(0)作品

つぐない

2009年05月26日

「官能」という言葉で思い出したのが、映画「つぐない」。
「官能」って言葉は、エッチとかいやらしいとか、そういう言葉とは違うニュアンスを感じます。

触れたくても触れられない。
露わにしたいけど秘めなくてはならない。
感情を押し殺し、たぎらせ、狂おしくも狂気の一歩手前でとどまる。

高まった情感にどきどきするんですね。

「つぐない」の前半部には、そういった「官能」がうまく表現されていると思います。

「never made a word」にそんな詩がつけられるでしょうか。


by shu
 

Posted by sweetblues at 22:07Comments(0)本・映画・音楽

無題

2009年05月26日

触れずとも 熱
潤みすすり泣く 
吐息の行方

在ることを怖れ
無きことを嘆き
忘却を願い
忘我を乞う

ぬくもりは罪にも似て
ただひとつの記憶を呼ぶ

触れずとも 熱
見えずとも 聞こえずとも
そこに在る 鼓動

ことばではないもの



by shu

  

Posted by sweetblues at 00:12Comments(0)作品